今年も残すところあと2か月となり、年末年始の【おせち】選びの季節がやってきました。
そんな中、楽天市場のお買い物マラソンで目にしたのが、人気通販おせち店【博多久松】の『おためしおせち』でした。
博多久松の期間&数量限定【おためしおせち】
おためしおせちの価格と内容
- 価格:500円+送料950円(計1450円)
- 内容:16品目入り
- サイズ:4.5寸(13.8cm×13.8cm)
※2022年時点
おためしおせちが到着
注文から3日後、ヤマトの冷凍便で到着。綺麗なお重と本年度のおせちカタログが同梱されていました。
冷凍おせちなので完全に凍っていますが、それでも彩りが鮮やかで美味しそうな印象を受けます。
お重の質は予想以上に高く、お試し商品とは思えないほどしっかりとしていました。
16品目もの料理が入っているにもかかわらず、この価格設定は正直驚き。
同梱されているカタログも非常に豪華で、広げると両手いっぱいの大きさ。
今年の博多久松のおせちは全16種類あり、カタログにはそれぞれのおせちに含まれるメニューが詳細に記載されていました。
この充実した内容からも、博多久松のおせちへのこだわりが感じられます。
カタログの裏面には今年提供されるメニューの概要が詳細に記載。
使用されている紙の質も良く、高級感がありますね。
おせち本体の制作費、豪華なカタログ、さらに冷凍便の送料を考慮すると、このおためしおせちは間違いなく赤字販売だと推測されます。
このおためしおせちは、通販おせち業界でトップクラスの知名度と販売数を誇る博多久松だからこそ提供できるサービスでしょう。
実際、他の気になっていたおせち店を調べてみましたが、同レベルのお試しおせちを提供している店舗は見つかりませんでした。
記事作成後に調べた結果、やっぱり完全に赤字だったみたいです。
もちろんこの価格は完全に赤字です。社内からは買っていただく度に赤字がかさんでいく商品を出す必要があるのか?採算に合わない場合はどうするのか?という意見も出ました。
しかしお客様の立場だったらとても助かるはずだと何度も何度も自分に言い聞かせながら、これは年1度きりのおせち料理を安心して選んでいただくために絶対に必要な取り組みなのだと社内をどうにか説得し、開発に踏み切ったのを覚えています。
博多久松公式サイトより
博多久松のおせちの特徴
通販おせちや冷凍おせちを初めて購入する人にとって、このお試しおせちは非常にありがたいサービスだと思います。
なぜなら、日本国内でも地域によって味付けの好みが大きく異なるからです。
私自身、去年初めて博多久松のおせちを食べた時、「味が濃い!」と感じました。
博多久松は九州の福岡を拠点とするお店で、基本的に味付けが濃いめなのが特徴。味付けの薄い地域で暮らしている人にとっては、この濃い味付けが合わない可能性もあります。
博多久松のおせちは他店と比べてコストパフォーマンスが良いですが、それでも3~4人前となると15000円以上はするので、もし口に合わない味ならすごくもったいないですよね。
そのため、事前に自分の口に合うかどうかを確認できるこのサービスは、すごくありがたい。
博多久松と同じくらいの値段で出せば赤字は間違いないと思いますが、他のおせち専門店も、可能であればこのようなお試しおせちを提供してほしいと思います。
「おためしおせち」でお味見を
名称通り、おためしおせちは「お試し=お味見」のためにお作りしました。年に一度、新年がスタートする元旦に食べるおせち料理はとても大事な行事でもございます。
しかし、食べ物である以上、美味しいのは絶対条件です。全国にお送りする当店のおせちは福岡の味でもございます。その味を各ご家庭でも気に入っていただけるかどうか…
実際にお味見のうえ、判断していただくのが最良だと当店は考えました。もちろん、味・質に自信を持ってお届けいたします。博多久松おためしおせち同梱紙より
おためしおせちを食べた感想
それでは、おためしおせちを食べた感想をお伝えします。
おためしおせちが届いたら、まず外箱から取り出し、冷蔵庫に12時間程度入れておきます。これで解凍は完了。
解凍後の消費期限は冷蔵保存で1日間ですが、冷凍保存なら1ヶ月程度は保つので、すぐに食べない場合は冷凍庫で保存しましょう。
先ほど少し触れましたが、博多久松のおせちは味付けが濃いめ。そのため、白飯とすごく合います。
今回の試食では白飯のおかずとしておせちメニューを楽しむスタイルで食べてみました。
祝い海老
おせちの主役の一つである「エビ」から紹介します。このおためしおせちでは「祝い海老」という料理名で提供されています。
私自身は甲殻類アレルギーのため試食できませんでしたが、一緒に試食した相方の感想によると、非常に美味しかったそうです。
プリプリとした食感と良い歯応えが特徴で、味付けも濃すぎず薄すぎない絶妙なバランスだったとのこと。
ちなみに、博多久松の人気おせち『博多』に入っている「オマールグラタン」も評判がいいんです。見た目が豪華なうえに、ちょっと甘めの味付けで美味しいらしいですよ。
真子旨煮
次は魚卵系の料理、「真子旨煮」を紹介します。これは今回の新メニューの一つです。
真鱈子を醤油ベースで味付けし、食べやすい一口サイズに仕上げています。
私は魚卵系が大好きで、去年の博多久松おせちでは「真鱈子昆布」が一番美味しかったんです。
今回の「真子旨煮」も期待通りの美味しさでした。「真鱈子昆布」と同じく、臭みがほとんどなく、味付けも絶妙です。ただ、ご飯のおかずとして考えると、もう少し濃い味付けでも良かったかも。
ローストポーク
3つ目の料理は「ローストポーク」です。
国産豚を調味料に浸け込み、蒸しあげたパテを黒糖を使用したタレでローストした一品。
正直なところ、個人的にはもう少し濃い味付けの方が好みでした。まずくはないんですが、特別おいしいというわけでもなく、普通の味という印象です。
実は今回、このローストポークに限らず、博多久松のおせちにしては全体的に味が薄めに感じました。
もしかしたら、解凍が少し甘かったせいかもしれません。次回は解凍時間をもう少し長めにとってみようと思います。
海鮮市松蒲鉾
4品目は「海鮮市松蒲鉾」です。
これは蒲鉾に数の子とあおさを加えて、きれいな市松模様に仕上げた料理です。見た目がとても鮮やかで印象的でした。
正直、おせちの練り物って似たような味や食感が多くて、あまり区別がつかないんですよね。でも、この海鮮市松蒲鉾は違いました。
数の子が入っているおかげで、食感に面白みがあるんです。それに、あおさの爽やかさが加わって、味わいにも複雑さが出ていました。
椎茸旨煮
5品目は「椎茸旨煮」です。九州産の椎茸をシンプルに味付けした料理です。
面白いもので、20代の頃はこういう煮物をあまり美味しいと思わなかったんですが、年を重ねるにつれてその良さが分かってきました。
変に甘くなく、落ち着いた味わいで「これこれ、こういうの」という感じでした。
その他の料理
他のメニューでは、定番の「鶏つくね照焼」が特に美味しかったです。
味付けのバランスが絶妙で、思わず「こういうのでいいんだよ、こういうので」とつぶやきながら食べてしまいました(笑)
「ぶり照焼」も良かったですね。身の部分は美味しかったです(皮はちょっとイマイチでしたが)。
それから、「信田巻」も印象的でした。
トビウオのすり身とごぼうを油揚げで巻いて、出汁で味付けしてあるんです。これは相方のお気に入りでした。
甘味類
最後は甘味類の紹介です。
博多久松のおせちの甘味類は、味が少し濃いめですが、とても美味しいんです。
その中でも「やわらか干しとまと」が印象的でした。
ドライフルーツみたいな食感で、酸っぱさと甘さのバランスが絶妙。知り合いのプロの料理人も「これは面白い!」と褒めていました。
私の個人的なお気に入りは「ガトーショコラ」です。
濃厚でコクがあって、甘さも丁度いい。カロリーを気にしなくていいなら、ホールケーキで食べたいくらいです(笑)
ただ、おせちの甘味類の定番、黒豆は個人的にちょっと物足りなかったかな。
全体的に見て、どの料理も美味しく楽しめました。
使い終わったお重は紙製で、分解して燃えるゴミとして捨てられます。でも、作りがしっかりしているので、小物入れとして再利用するのもいいかもしれませんね。
まとめ
以上、人気通販おせち店「博多久松」のおためしおせちの感想でした。
おせち代、販促物、冷凍便の送料を考えると、このサービスに利益はほとんどないはず。さすが通販おせち業界の雄、おせち1個に対する熱意が違いますね。
味については美味しいものもあれば物足りないものもありました。でも、それを事前に知れるのがおためしおせちの大きな魅力。
最近は円安で原材料費が上がったり、人手不足や原油高で送料も上がったりと、企業にとって厳しい状況が続いています。それでも、これからも手頃な価格で美味しいおせちを届けてほしいですね。
おためしおせちを食べてみて、今年は二人前の「玄海」か洋風三段の「Akasaka」を買おうかなと考えています。新メニューの「和牛塩こうじ焼」も気になるので、「肉づくし重」も検討中です。
博多久松のおせちは例年10~11月頃に人気商品から売り切れ始めるので、気になる方は早めの注文をおすすめします!
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