先日、保有している【伊藤園】の株主優待品が届いたので、その内容と感想、そして優先株式の特徴について詳しく紹介したいと思います。
伊藤園(2593)の株主優待の内容と感想
日本茶のリーディングカンパニー「伊藤園」の歴史と事業内容
株式会社伊藤園は、1966年に設立された日本の飲料メーカーです。
「お~いお茶」などのブランドで知られ、「お客様第一主義」を基本理念とし、「自然・健康・安全・良いデザイン・おいしい」という5つのコンセプトに基づいて事業を展開しています。
伊藤園は国内の緑茶飲料市場において販売金額ベースで36%のシェアを占め、業界のリーダーとしての地位を確立。2024年4月期の決算では、売上高約4,540億円、経常利益約267億円を記録しました。
健康志向の高まりやグローバル化に対応した製品開発や海外展開に注力する一方、環境への配慮や持続可能な農業の推進など、SDGsへの取り組みも強化しています。
グローバル展開の加速
伊藤園は「世界のティーカンパニー」を目指す取り組みの一環として、2024年4月30日にMLBロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手とグローバル契約を締結しました。さらに、5月20日には大谷選手を「お~いお茶グローバルアンバサダー」に任命しています。
この戦略的パートナーシップにより、伊藤園は日本茶をはじめとする自社製品の国際的な認知度向上と、グローバル市場での展開加速を目指しています。
大谷選手の世界的な影響力を活用し、日本の茶文化を世界に広めるとともに、健康的なライフスタイルの提案を行っていく方針のようですね。
自社製品の詰め合わせがもらえる!伊藤園の株主優待
株式を100株以上所有で自社製品詰合せ1,500円相当と伊藤園通信販売「健康体」のパンフレット(30%割引クーポン付)。
1,000株以上で自社製品詰合せ3,000円相当と伊藤園通信販売「健康体」のパンフレット(50%割引クーポン付)。
株主優待の権利確定日は4月末。
※2024年7月時点の情報です。
それでは伊藤園(2593)の株主優待品を詳しく紹介していきたいと思います。
優待品の内容は保有株式数に応じて2段階あります。
- 【100株以上】
- 自社製品詰合せ 1,500円相当
- 伊藤園通信販売「健康体」のパンフレット(30%割引クーポン付)
- 【1,000株以上】
- 自社製品詰合せ 3,000円相当
- 伊藤園通信販売「健康体」のパンフレット(50%割引クーポン付)
私は100株以上1,000株未満を保有しているため、1,500円相当の自社製品詰合せと30%割引クーポン付きの「健康体」パンフレットを受け取ることができます。
優待品は毎年7月下旬から8月上旬ごろに届きます。
優待品(自社製品詰め合わせ)の内容と感想
7月13日、待ちに待った伊藤園の株主優待品が届きました。
荷物の依頼主欄に代表取締役社長の名前があったのは珍しく、会社の誠意を感じる嬉しい演出だなと思いました。
優待品の内容は、自社の飲料詰め合わせと30%割引クーポン付きの通信販売パンフレットでした。
通信販売パンフレットには質の高そうな商品が並んでいましたが、今回は飲料の方に注目。
飲料の詰め合わせには、私の愛飲している「理想のトマト」をはじめ、「お~いお茶」や「ミネラルむぎ茶」など伊藤園の定番商品に加え、初めて目にする商品もいくつか含まれていました。
実は、私が伊藤園の株を保有している大きな理由の一つは、単純に伊藤園の製品が好きだからです。
特に「理想のトマト」は格別!
カゴメなど他社のトマトジュースが飲めないほど気に入っています。
トマト100%なのに実現している甘みとコクは本当に素晴らしく、伊藤園の技術力の高さを感じます。糖質が気になるので大量摂取は避けていますが、健康のために毎日欠かさず適量を飲んでいます。
その他の飲料もなかなかの味で、全体的に非常に満足のいく内容でした。
この優待は単なる株主還元という以上に、自社製品の魅力を直接伝える効果的な取り組みだと感じました。製品を通じて企業の強みを実感できるのは、株主としても嬉しいです。
伊藤園の優先株式(第1種優先株式)とは
伊藤園は2007年9月に第1種優先株式を東京証券取引所第一部に上場しました(証券コード:25935)。
この優先株式には以下のような特徴があります。
- 配当優先権:
- 普通株式の1.25倍の配当額を受け取れる(小数第一位を切り上げ)。
- 普通株式が無配の場合でも、1株当たり15円の優先配当が保証されている。
- 未払いの配当は累積する。
- 株主優待:
- 普通株式と同様に株主優待を受け取ることができる。
- 普通株式と優先株式をそれぞれ100株以上保有している場合、2つの優待品を受け取ることができる。
- 株主通信:
- 普通株式と同様に株主通信を受け取ることができる。
- この通信には、会社の業績、事業環境の動向、今後の成長性などが記載されている。
- 議決権: 原則として議決権はないが、一定の条件下では議決権が発生する場合がある。
- 残余財産分配権: 普通株式と同等の権利を持つ。ただし、累積未払配当がある場合は、普通株式に先立って優先株主に不足分が支払われる。
- 普通株式への転換: 株主の意向による転換権はない。ただし、一定の事象が発生した場合、会社が1:1の比率で普通株式を対価として優先株式を取得することがある。
- 株式の併合・分割: 株式の併合を行う場合は、普通株式と優先株式の両方を同時に同一の割合で行う。
5、6、7に関しては少し難しい言い回しになっていますが、要するに優先株主の権利を守り、重要な場面では普通株主と同じように扱うためのものだと理解してください。
優先株式は主に株主優待を受けたい投資家や安定した配当収入(インカムゲイン)を求める投資家に適していますが、大きな値上がり益(キャピタルゲイン)を期待するのは難しい点に注意が必要です。
まとめ
以上が、伊藤園(2593)の株主優待品の内容や感想、そして私も保有している「優先株式」の特徴となります。
株式を100株以上所有で自社製品詰合せ1,500円相当と伊藤園通信販売「健康体」のパンフレット(30%割引クーポン付)。
1,000株以上で自社製品詰合せ3,000円相当と伊藤園通信販売「健康体」のパンフレット(50%割引クーポン付)。
株主優待の権利確定日は4月末。
※2024年7月時点の情報です。
伊藤園の株主優待は、自社製品の詰め合わせを提供することで、株主に製品の魅力を直接伝える素晴らしい取り組みだと思います。
一方で、飲料業界を取り巻く環境は変化し続けています。健康志向の高まりや環境への配慮、さらにはグローバル化への対応など、課題は多岐にわたります。こうした状況下で、伊藤園には柔軟な経営戦略が求められています。
しかし、伊藤園は「お客様第一主義」という理念のもと、高品質な製品開発と顧客満足度の向上に努め、同時に持続可能な農業の推進やSDGsへの取り組みなど、時代のニーズに合わせた経営戦略も展開しています。
今後も日本茶のリーディングカンパニーとして、伊藤園がどのような製品開発や事業展開を行っていくのか、注目していきたいと思います!
※当ブログは個人的な感想や情報提供のみを行っており、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではありません。
#伊藤園株主優待
参考にさせていただいた記事・サイト