【レビュー】ジュニア焼肉プレート×タフまるJr.|一人焼肉に最適で煙も少ない

一部プロモーションを含みます


イワタニ ジュニア焼肉プレート パッケージ

以前紹介したカセットガスコンロ「カセットフー タフまるJr.(以下タフまるジュニア)」での調理の幅を広げるべく、イワタニ『ジュニア焼肉プレート』を購入してみました。

実際にこのプレートを使って焼肉や焼き鳥を調理してみた中で感じた使用感や気になった点、工夫した点などについて紹介していきます。

イワタニ「ジュニア焼肉プレート」の概要

イワタニ ジュニア焼肉プレートをタフまるジュニアにセット

イワタニは様々な調理用プレートを展開しています。

しかし、公式の「カセットこんろとアクセサリープレートの適合一覧表(PDF)」によると、タフまるジュニアで使える焼肉専用プレートとしてはイワタニ製品では「ジュニア焼肉プレート」のみとなっています。

焼肉プレートのSやLは問題ないのではと思いましたが、タフまるジュニアの対応サイズである「上面の内径が20cm以下」という条件にひっかかるんですかね。

なお、「イワタニ ジュニアマルチプレート」でも焼肉は可能ですが、これは鍋型のプレートで焼肉は副次的な用途という位置づけだと思います。

カセットこんろアクセサリー適合表カセットこんろとアクセサリープレートの適合一覧表(抜粋)

基本情報

  • 型番:CB-A-YPJ
  • サイズ:215×215×43 mm
  • 重量:約520g
  • 価格:2000円前後(Amazon)
  • 材質:プレート部分:アルミダイカスト(フッ素樹脂加工)、受け皿:スチール
  • セット内容:プレート本体、水受皿、補助取っ手

イワタニ ジュニア焼肉プレート

特徴的な構造で煙や臭いを軽減

このプレートの特徴は焼き面に設けられた脂が流れる溝とスリット構造です。ここから落ちた脂は水皿に溜まる仕組みになっていて煙や臭いを軽減できるように工夫されています。

タフまるジュニアの多孔式バーナーと組み合わせることでプレート全体に均一な熱が伝わり、食材をムラなく焼き上げることができます。

イワタニ ジュニア焼肉プレートの特徴的な脂落としの溝と穴

実際の使用感

焼肉での使用感

イワタニ ジュニア焼肉プレートをタフまるジュニアで使用 牛肉の焼け感

プレートのサイズは一人から二人で使うのに適しています。特に一人焼肉には最適なサイズ感だと思います。

牛肉と豚肉を焼いてみましたが、どちらもすごく美味しく仕上がりました。

特に脂の多い豚バラ肉は脂をいい感じに落とせてヘルシーかつ旨味たっぷりで食べられました。焼肉にするなら安い牛肉を選ぶくらいなら国産の豚バラ肉がおすすめです。

プレートの溝から落ちた脂が水皿に落ちる設計となっているため、煙や臭いが気になりにくいのも大きな利点。脂の多い肉でも気持ちよく調理することができました。

イワタニ ジュニア焼肉プレートをタフまるジュニアで使用 豚バラ肉の焼け感

焼き鳥での使用感

イワタニ ジュニア焼肉プレートをタフまるジュニアで使用 焼き鳥を焼く

一度に5本程度の焼き鳥を焼くことができます。

まずは弱めの火力でしっかり火を通し、その後タレをつけてかなり弱火で焼いてみました。

焼き鳥のタレは油断するとすぐに焦げてしまうのでタフまるジュニアの火力調整のしやすさが活きる場面でした。

イワタニ ジュニア焼肉プレートをタフまるジュニアで使用 焼き鳥にタレをつける

タフまるジュニアとジュニア焼肉プレートで作る焼き鳥タレ

火力と煙の制御 ~やきまるとの類似点~

プレートの構造上、煙は全体的に抑えられていますが、火力を弱めることでさらに軽減することができます

また、弱火でも思ったより火力があるので時間をかければしっかりと火を通すことができました。

実はこのプレートの構造はイワタニの人気商品「やきまる」(煙を出さない焼肉グリル)のプレートとほぼ同じ設計になっています。

ただし、やきまるは火力調整不要で煙を抑える最適温度(約210~250度)を自動的にキープできる仕様で、プレートの焼き面も直径233mmと一回り大きくなっています。

タフまるジュニアでも火力をやや弱めの中火くらいに設定すれば同様に煙を抑えた焼肉を楽しむことができます。構造が似ているため、水皿による煙・臭い軽減の効果も十分に感じられました。

IHとの違い:ガス火ならではの美味しさ

イワタニタフまるジュニア火の感じ

これまでIH用のグリルパンで焼肉を楽しんでいましたが、タフまるジュニアのガス火で焼いた方が明らかに美味しく感じました。これには科学的な理由があります。

まず、よく誤解されているのが「IHには遠赤外線効果がない」という説です。

実は、IHでもガス火でも加熱された調理器具からは遠赤外線が放出されます。これは物理学の基本原理で、熱せられた物体は必ず遠赤外線を放出するためです。

では、なぜガス火での調理の方が美味しく感じられるのでしょうか。

それは加熱方式の特徴の違いにあります。

ガス火は炎がプレート全体に回り込むように加熱し上方への熱の広がりも豊か。これにより食材全体がより立体的に加熱されます。また、炎の揺らぎによる自然な熱の変動が絶妙な火加減を生み出しているとも考えられます。

火力調整の面でもガス火ならではの利点があります。

炎を目で見て確認できるため、経験と勘を活かした繊細な温度コントロールが可能です。特に焼肉のような瞬間的な高温での焼き付けとこまめな火力調整が重要な料理ではこの特徴が活きてきます。

IHにも高い熱効率や安定した温度管理という長所がありますが、特に焼き物に関してはガス火のこうした特性がより味わい深い仕上がりをもたらしてくれるようです。

メンテナンス性

洗いやすさ

フッ素コートにより焦げつきやこびりつきは少なめです。通常の使用なら洗剤とスポンジで簡単に洗えます。

焼き鳥のタレなど強く焦げついた場合はお湯に浸けておくと落としやすくなります。

イワタニ ジュニア焼肉プレート 焼き鳥のタレの焦げ

焼き鳥のタレはどうしても焦げてしまうけどお湯につけておくとしっかり落とせる

イワタニ ジュニア焼肉プレートをタフまるジュニアで使用 汚れ対策にアルミホイルでカバー

脂はね対策にコンロをアルミで覆っておくと掃除が楽

収納性

小さく軽量なので収納も持ち運びも非常に便利。

タフまるジュニアと一緒にアウトドアでの使用もおすすめです。

イワタニ ジュニア焼肉プレート 裏面

アルミダイカスト製なのでとにかく軽い

気になる点

イワタニ ジュニア焼肉プレートをタフまるジュニアにセット フィット感はあまり良くない

イワタニのカセットこんろに対応するプレートとのことですが、タフまるジュニアのごとくとの相性については「安全設計」という謳い文句ほどの完璧な適合性は感じられませんでした

プレートが前後左右に1cm程度動いてしまう点はかなり気になります。

ただし、パール金属のミニ五徳を併用することでこの問題はある程度解消できました。

また、焼き面が狭く段差が小さいため野菜が落ちやすいのも気になる点です。

肉類の調理には問題ありませんが、野菜をたくさん焼きたい場合は注意が必要です。

総合評価

メリット

  • コンパクトで収納・持ち運びが便利
  • プレートの溝から落ちた脂が水皿に落ちる構造で、煙や臭いを軽減
  • フッ素コートで洗いやすい
  • カセットこんろとの組み合わせで火力調整が簡単
  • 手頃な価格

デメリット

  • サイズが小さめ(1-2人向け)
  • 野菜が焼きづらい
  • ごとくとの固定が完璧ではない

まとめ

以上がイワタニの「ジュニア焼肉プレート」をタフまるジュニアで使用してみた感想です。

2000円前後という価格帯ながら脂が落ちる構造による煙・臭いの軽減や、フッ素コートによる使いやすさなど、しっかりとした実用性を備えたプレートだと感じました。

コンパクトなサイズは保管場所に困らない上、アウトドアへの持ち運びにも便利です。

特に一人暮らしの方や少人数で焼肉を楽しみたい方に適した商品です。ただし、大人数での使用や野菜をたくさん焼きたい場合はサイズ的な制約があることを考慮する必要があります。

総合的には手頃な価格で本格的な焼き物を楽しめるコストパフォーマンスの高いプレートだと思いました。

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#タフまるジュニア #ジュニア焼肉プレート

参考にさせていただいた記事・サイト

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