【実食レビュー】ゼンライスだけで炊いてみた!カロリーカット効果や味、コスパは?

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栗原商店 ゼンライス

カロリーや糖質をカットでき、健康効果が高いと注目されているこんにゃく米

以前「ゼンライス」というこんにゃく米と白米を混ぜて炊く記事を書きましたが、「もっと大幅にカロリー&糖質をカットしたいなら100%で炊いたらどうなるんだろう?」と気になったので実際に試してみました。

さらに、同じメーカー(伊豆河童)から「レンチンゼンライス」という別商品も発売されているので、こちらの感想も併せて紹介します。

ゼンライス100%のカロリー&糖質カット効果

ゼンライス100%だけで炊いた場合のカロリー&糖質カット効果は以下の通りです。

カロリー比較(100gあたり)

  • 白米:156kcal
  • ゼンライス100%:67kcal

糖質比較(100gあたり)

  • 白米:35.6g
  • ゼンライス100%:15.7g

ゼンライス100%だけで食べると、白米に比べてカロリーは約57%糖質は約56%という大幅なカロリー&糖質カットが期待できます。

ゼンライス100%だけで実際に炊いてみた

ゼンライス100%だけで炊く方法

公式推奨の炊き方は、ゼンライス60g(1袋)に対して水200mlを加えて、白米と同じように炊飯器で炊くというものです。乾燥したゼンライス1袋を炊くと約300g(お茶碗約2杯分)になります。

我が家には炊飯器がないので私はいつも通り鍋で炊きました。

鍋でゼンライスだけで炊く

最初は水をきちんと量っていましたが、鍋炊飯に慣れてくると火加減を調整すればあまり細かくしなくても大丈夫ということが分かってきたので、今は透明な蓋越しに状態を見ながらアバウトな水加減で炊いています。

電子レンジでも調理可能で、耐熱容器に1袋と水を入れて4〜5分加熱すればOKです。

炊き上がりの見た目

ゼンライスだけで炊く 炊き上がり

炊き上がりの見た目は、やはり普通の白米とは少し違います。

粒の透明感が高く、粘り気が少なくパラッとしていて白米ほどのツヤもありません。形はお米にまずまず似ていますが、よく見ると違いは分かります。

実食レビュー:ゼンライス100%の正直な感想

ゼンライスのみご飯

実食してみると、白米と比べてやや硬めで弾力は強め、粘り気はほとんどありません。味についてはほとんど無味でした。

「粘りがない弾力だけしっかりした、ほぼ味のしない米に似た食品」という表現が一番しっくりきます。

白米の代わりとしては厳しいというのが正直な感想。

まずいわけではありませんが美味しくもないので、食味も考慮するのであれば無理に単体で食べずにやはり白米と混ぜて食べるのがベストだと思いました。

レンチンゼンライスとは?

レンチンゼンライス

ゼンライス100%の検証と同時に、同メーカーの「レンチンゼンライス」という商品も試してみました。

ゼンライスは基本的には白米と混ぜて食べることが推奨されていますが、こちらは「そのまま食べてもよし」と書かれていたので気になったんですよね。

商品概要

原材料:こんにゃく(国内製造)、大豆/加工でんぷん、水酸化カルシウム(凝固剤)
内容量:1袋100g

通常のゼンライス(タピオカ澱粉とむかごこんにゃく主体)とは原材料が異なります。

レンチンゼンライスの大きな特徴は以下の通り。

  • レンジで1分(500W)温めるだけの手軽さ
  • こんにゃく+大豆でもちもち感がアップ&タンパク質量がアップ
  • レンチンゼンライスのみで食べると白米と比べてカロリー約75%、糖質約79%カット

価格はお試し用だと5袋で約1,100円ですが、80袋まとめ買いなら1袋あたり166円まで下げることができ、定期購入ならさらに安く購入できます。

カロリー&糖質カット効果

レンチンゼンライス単体の栄養成分(100gあたり)は以下の通りです。

  • カロリー:39.0kcal(白米と比較して約75%カット)
  • 糖質:7.6g(白米と比較して約79%カット)
  • たんぱく質:0.3g
  • 食物繊維:2.7g

通常のゼンライス100%(67kcal)よりもさらに低カロリー・低糖質ですね。

レンチンゼンライス100%を実食レビュー

調理方法

レンチンゼンライス 袋の上部を切り取って電子レンジでチン

袋の上部を切り取って、レンジで1分温めるだけという手軽さは非常に魅力的。忙しい時でもすぐに準備できます。

食感と味

レンチンゼンライス 仕上がり

調理後の見た目は、やや黄色みが強い以外はゼンライスよりもさらにお米に似た質感でした。ただし、粘り気は相変わらず少なくパラッとしているのは同様です。

味はゼンライスのようにほとんど無味ではなく、豆腐のような風味とコクをわずかに感じます。

個人的には、大豆が入っている効果なのか通常のゼンライス100%よりは食べやすく感じました。

一緒に食べた家族の感想は『白米のような美味しさはないけれど、別の主食と思えばまだ食べられる』とのことでした。

一方、私は豆腐が好きなので、冷奴のようにかつおぶしとネギをのせ、醤油をかけて食べてみたところある程度美味しく食べられました。

レンチンゼンライス かつおぶしとネギをトッピング

お茶碗一杯(150g)いくら?ゼンライス100%とレンチンゼンライスのコスパ

通常ゼンライス100%の場合、まとめ買い価格で1袋約205円でお茶碗約2杯分なので1杯あたり約103円です。

レンチンゼンライス100%の場合、まとめ買い価格で1袋約166円で約0.67杯分なので1杯あたり約249円になります。

白米1杯(約62円)と比べると高コストですが、大幅なカロリーカットを考えると短期間のダイエット目的などなら選択肢になるかもしれません。

※価格は2025年6月時点のAmazon価格を参考

結論:ゼンライス100%は白米の完全代替は難しい

ゼンライス100%もレンチンゼンライス100%も、程度の差はあれど白米ご飯の代わりになるかと言われたら難しいと感じました。

カロリー&糖質カット効果は確実にありますが、食味の面では大きな妥協が必要です。

両商品ともお米と混ぜて食べるとある程度の量までは違和感なく美味しく食べられるので、個人的には食味とカロリー&糖質カットのバランスの良い比率を見つけて「混ぜて」食べるのがベストだと思います。

ただし100%単体で食べることを考えた場合、白米の代替としては厳しいですが、別の食品として食べるなら選択肢はいろいろあるのではと感じました。デザートの具材や味の濃いめの料理に混ぜたりと工夫次第で楽しめそうです。

ゼンライス100%は、しっかり食べつつ、とにかく大幅なカロリー&糖質カットを目指している人や料理にアレンジを加えるのが好きな方なら試してみる価値があると思います。

#こんにゃく米 #ゼンライス #レンチンゼンライス

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猫飼い歴30年以上の猫好き、生き物好きで、スポーツや読書、料理、調べものが趣味。
野球とサッカーは観戦するのもプレーするのも好きです。
料理は作るのも食べるのも好きですが甲殻類アレルギー持ちです。

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