「鶏肉」は牛肉や豚肉と比べて値段が安く、ヘルシーで使い勝手も良いため、我が家のメイン食肉となっています。
食肉の消費データを見ると、平成24年に長年消費量No.1を守っていた豚肉を抜いてから、鶏肉が首位の座を守り続けているそうです。
鶏肉でよく食べられている部位はもも肉、むね肉、ササミあたりでしょう。我が家では主に、値段が安く油の少ないむね肉を使用しています。
100グラム100円以下で買えて味も美味しく体にも良いむね肉は、私のような一般国民には本当にありがたい存在です。
スーパーで見つけた謎の部位「かたこにく」
さて、表題の話ですが、「かたこにく」という鶏肉の部位を知っていますか?
私は先日、スーパーで初めてこの名前を知りました。
この「かたこにく」という鶏肉は、広告商品であるにもかかわらず、夜の7時に行っても全く売れていませんでした。
値段はなんと100g50円(税込)と破格です!
見た目はむね肉に似ていますが、それよりも少し柔らかそうな印象で、決して不味そうには見えず、むしろ美味しそうに感じられました。
これほど安価で見た目も悪くないにもかかわらず売れていない理由は、多くの人が聞きなれない謎の肉を購入することに抵抗があったからかもしれません。
私自身も少し迷いましたが、その驚異的な安さに惹かれて購入を決意。月末で財布の中身が寂しかったこともその決断を後押ししました。
鶏肉は冷凍保存が可能なので、大量に買い込むこともできたのですが、いざ食べてみて不味かったら困るので、慎重を期して2パックのみ購入することにしました。
唐揚げにしてみたら最高に美味しかった
帰宅後、早速調理に取り掛かりました。
パックに記載されている推奨調理法に従い、唐揚げの素をつけて揚げてみました。
揚げた感じはめちゃくちゃ美味しそう。
もも肉のように脂っこくなさそうなのに、むね肉のようにパサパサしてもなく、パリッとしっとりといった感じ。
肝心の味も物凄く美味しかったです。
口当たりや肉の脂のバランスが良く、なおかつ旨味は濃厚とかなりのハイレベル。
鮮度がよかったからか、皮が全く臭くなかったこともプラスポイントでした。
味も食感も最高で、なぜこんな美味しい鶏肉の部位を今まで知らなかったんだろうと思いました。
調べてみると希少部位だった
かたこにくについてネット検索をしてみると、「肩小肉」「むねトロ」「ねねトロ」「ふりそで」など、様々な呼び名があることがわかりました。
肩小肉は、若鶏1羽に対して2つしか採れない希少部位。手羽元とムネ肉の間の部位で、むね肉のあっさり感ともも肉のジューシーさを合わせた絶妙なバランス。まさに、むね肉ともも肉のいいとこどりです。
ネット通販では比較的容易に入手できるようですが、一般的なスーパーではあまり見かけない"希少部位"のようです。実際、私自身この肉の存在を今回初めて知りました。
この肉は、強い旨味がありながらクセが少ない味わいが特徴です。
そのため、唐揚げ以外にも様々な料理に活用できそうです。焼いても煮ても美味しく仕上がるのではないでしょうか。
個人的な感想としては、鶏肉の中でも一、二を争う美味しさだと感じました。
希少部位らしいので見かけることは少ないと思いますが、もし次に見つけたら今度は3パック買う予定です。
今回食べたのは解凍肉でしたが、生の肩小肉ならもっと美味しいでしょうね。通販で生の新鮮な肉を買おうか思案中です。
#かたこにく #肩小肉 #鶏肉の希少部位
参考記事