我が家では牛肉や豚肉に比べて値段が安くて健康的な鶏肉を食べることが多いです。
以前「かたこにく」の記事でも書きましたが、胸肉やもも肉、ささみが定番メニューになっています。
そんな中、先日いつものスーパーで見慣れない部位を見つけました。
それが「鶏ハラミ肉」です。
知らなかった!希少部位・鶏ハラミ肉の特徴
産地はタイ産で値段は100グラム100円程度。
いつもは国産の鶏肉を買うので少し迷いました。
でも牛肉のハラミは大好きな部位なので鶏肉のハラミもきっとおいしいはずと思い、興味本位で購入してみることにしました。
最近は円安やインフレの影響で国産と外国産の価格差も以前ほど大きくありませんね。
タイ産やブラジル産の鶏肉は日本の輸入鶏肉の大部分を占めており、各国の検疫所で安全基準に基づいた検査が行われています。
ただし、過去には食品衛生上の問題で輸入が制限されたこともあるため、値段があまり変わらないなら国産を選びたいところ…。
家に帰って調べてみると鶏ハラミは1羽からわずか4g程度しか取れない希少部位だと分かりました。
また、牛ハラミは横隔膜の部分ですが鶏ハラミは腹筋部分とのことです。
まずは定番の塩コショウ焼きで味わってみる
どう料理しようか考えましたが、初めて食べる部位なのでまずはシンプルに塩コショウを振ってフライパンで焼いてみることに。
フライパンに油を引いて両面をじっくり焼き日本酒を振って臭みを取ります。
外国産の鶏肉は国産に比べてデカジエナールという臭み成分が多いと言われています。日本酒を使うことでその臭みもうまく消すことができました。
焼いている途中で気づきましたが、かなり油が出てきます。フライパンに大量の油が残っていたので焼肉のように網で焼いて油を落としながら食べるのも良さそうです。
実食してみると脂はたっぷりですがしつこさは感じません。
それよりも驚いたのが旨みの強さ。今まで食べた鶏肉の中で一番かもしれない。
食感はコリコリしているけれどホルモンのようになかなか噛み切れない固さではなく、弾力のあるハツともも肉の中間くらい。
個人的にはとても好みの食感でした。
そのまま食べても十分おいしいのですが、わさびを添えて食べるとわずかに残る臭みも消えて油っこさも和らぎ、さらにおいしく感じました。
唐揚げにも挑戦
残った肉は唐揚げにしてみました。
塩コショウと酒で下味をつけてシンプルに片栗粉をまぶして竜田揚げ風に。
これがまた格別。
コリコリした食感と旨みはそのままに外のパリッとした食感が加わって、これはこれで違った魅力がありました。
追記)焼肉で味わってみる
後日、イワタニのタフまるジュニアとジュニア焼肉プレートを使って焼肉スタイルで調理してみました。
前述の通り、鶏ハラミはかなり脂の多い部位。焼肉プレートで焼くことで余分な脂がしっかりと落ち、くどさと臭みが軽減されました。
結果、肉本来の濃厚な旨味がより際立ち、とても美味しかったです。
予想通り鶏ハラミは焼肉向きの部位でした。

さいごに
鶏ハラミはコリコリとした食感と豊富な旨みが特徴で非常においしい部位でした。
好みは人それぞれだと思いますが、個人的には鶏肉の中でも特においしい部位の一つだと感じています。
スーパーではあまり人気がないようで売れ残っているのをよく見かけます。
これは産地の影響かもしれませんし単にハラミという部位の調理法がわからないお客さんが多いためかもしれません。
でも、実は調理法はとてもシンプル。
普通に焼くだけでも十分おいしいですし唐揚げにしても絶品です。
もしスーパーで見かけたら、ぜひ一度試してみてください。
#鶏ハラミ肉 #鶏肉の希少部位
参考記事