以前から興味はあったのですが色々と道具をそろえたり作業環境の配慮なんかも面倒でなんだかんだ手を出せなかったレジンクラフト。
新型コロナウイルスの影響で家で過ごすことが多くなったので、持て余し気味な時間でこの度ようやく挑戦してみることにしました。
完全な初心者が必要最低限の準備で初めて簡単なレジン作品を作るのに使ったアイテムとそれらを使ってみた感想を紹介していきます。
レジン液 まさるの涙
『まさるの涙』はGREEN OCEANというショップが販売しているレジン液です。
こちらのレジン液の特長はとにかくコスパがいい!
70gで799円(税込)という良心的なお値段です。
ダイソーやセリアなどの100円ショップで売られているレジン液が4~5gほどで110円(税込)なのを考えると断然お得ですよね。
なにやら高級なレジン液もたくさんあるようなんですが、何といっても初心者なのでまずはお試しという気持ちで『まさるの涙』を購入してみました。
届いたパッケージの中には虎の巻ならぬ猫の巻という冊子が入っていて、初心者にもわかりやすく注意点などをアドバイスしてくれています。
とても親切。
見切り発車で始めてしまって全然知らない情報ばかりだったので助かりました。
まさるの涙の使用感
実際に使ってみたところ、特に問題なく作品作りを進めることができました。
『まさるの涙』を購入する前に一度100円ショップのレジン液も試してみたんですが、それとはやはり違いますね。
硬化が速いしニオイも100円のものよりかなりマシだと思います。
一番違いを感じたのは硬化後のべたつき感。
100円のレジン液はどれだけ硬化時間を長くしても表面のべたつきが残ったのに対して『まさるの涙』は提示されている硬化時間できれいに固まってくれました。
薄めに盛って着色剤も使っていない状態であればほぼほぼカッチリ硬化しそうです。
ただこれは硬化用のライトの性能にもよると思うのでどうしてもべたつきが気になる!という方はライトのほうも調べてみるといいかもしれません。
『まさるの涙』はUVライトとLEDライトどちらにも対応しているんですが、どちらかというとLEDのほうが硬化しやすいようです。
粘度は高すぎず低すぎず。扱いやすい粘度だと思います。
まあ私は今のところモールド(型)などは使わず限定的なものしか作っていないのでそのあたりはあくまで参考程度に…。
まさるの涙の口コミ・レビュー
『まさるの涙』の商品レビューは件数が多く現時点では内容も好意的な意見がほとんどです。
皆さん概ね満足されているんじゃないでしょうか。
逆に数少ない☆1コメントの中で目立っていたのは「ツノが立つ」という意見。
初心者には難易度の高い問題ですが、「ツノが立つ」とはどうやらレジンの中に残った気泡が硬化時に盛り上がってそのまま固まってしまうということらしく、レジンを厚めに盛る作品や気泡が十分に抜けていない場合に起こりやすいみたいです。
私が何度か試してみた中ではそういった現象は一度も見られなかったのでこれは作る作品や放置時間などにもよりそうですね。
透明度に関しては、クリスタル風のオブジェなどものすごい透明感を求められるものでなければそこまで問題ないのかなと感じました。
私は小さめの作品で下地に色があるものしか作ってないからか特に黄変もくもりも無かったです。
ちなみにまさるの涙は一度リニューアルされて以前のものよりもかなり透明度が上がっているそうです。(Green Oceanスタッフ検証)
レビューにはリニューアル前の意見も入っているようなのでそのあたりも考慮すると、現在はあまり気にする必要はないのかもしれません。
レジン作品で商売をされている作家さんなどが満足されるかどうかはちょっとわかりませんが、レビューにもあるとおり趣味として自分で楽しむ分には十分だと思います。
少なくとも私は十分満足。
個人的に一点気になるのは商品の到着が少し遅いところ。
注文から発送までに2~3営業日かかるのと、メール便ということもあって到着はかなりゆっくりです。
急いで必要な方は要注意。
LED&UVネイルライト LaCurie
レジン硬化ライトに選んだのは『LED&UVネイルライト LaCurie』。
こちらはLEDとUVのミックスライト(照射波長365nm~405nm)で、主にジェルネイル用として販売されているライトのようですがレジンクラフトにも対応しています。
幸い、作品作りに使用しようと思っていたレジン液『まさるの涙』はUVにもLEDにも対応しているので迷わずこの『LaCurie』を選びました。
照射電力は48Wでムラの少ないドーム型の多面照射タイプ。
ドームにはLEDチップが24個配置されています。
私が非常に気に入ったのはライト交換不要という点。
一般的な蛍光灯タイプのUVライトは半年から一年ほどで切れてしまうらしく、そうなるとその都度ライトの交換が必要になります。
正直面倒。
買ったらそのままずっと永久に使いたい。
交換用ライトをいちいち注文するということも、交換する作業自体も億劫なんです(ズボラ)。
その作業が無くなるのなら、現在1000円台で販売されている多くのUVライトよりも少々お高くてもかまわない…。
というか今後交換用のライトを購入しなくてもいい点を考えるとむしろお財布に優しいかもしれませんね。
また、同じ作りの似たようなライトもたくさんあるようなんですが、私は『LaCurie』を販売するTorreyaの商品説明が一番情報が多くてわかりやすく、信頼できそうなショップだと感じたのでこちらのライトを購入しました。
商品レビューがダントツに多いのも好ポイント。
LED&UVネイルライト LaCurieの使用感
LED&UVライト、初めて使ってみてとても感動しました。
何といっても硬化が速い!
レジン液は太陽光でも硬化できますが速さが全然違います。
このライトを購入する前に一応太陽光でもやってみたところ、冬場だったこともあってか硬化に2時間くらいかかりました。
太陽光だと昼間しか作業できないし、光が当たる位置も動くのではっきり言って全く作業には向いていません。
やっぱりレジンクラフトには硬化用ライトが必須だと思います。
UVのみのライトは使ったことが無いのですが、大体36Wくらいのものが多いUVライトに対してこのライトは48Wなので、その点も硬化の速さの要因ですね。
ネイル用ライトということもあって多角からしっかりライトが当たるのもよいです。
何気に便利だと思ったのは自動センサー。
作品の接続部分を両手で持っているなどして手がふさがっているときなんかはとても助かりました。
ちなみにライト上部のタイマーを押すと秒数表示がカウントダウンされ、センサーが作動しているときはカウントアップされます。
一点改善されると嬉しいなと思うのはON/OFFの切り替え。
今のところコンセント(コネクタ)抜き差しでしかON/OFFできないので、使っていない時もコンセント抜かないとデジタルの秒数表示が000でずっと光ってます…。
本体に電源スイッチがあったらありがたいですね。
LED&UVネイルライト LaCurieの口コミ・レビュー
『LaCurie』の商品レビューもほとんどが好意的な意見です。
楽天市場店での6500件を超えるレビューの中でも☆1・2の低評価はわずか1%。
商品に対する意見ではなかったため上記には記載しませんでしたが、その1%の低評価の中でも多かったのは「おまけが届くのが遅い」というものでした。
機械にはつきものの初期不良などにもとても丁寧に対応してくれているようなので好感の持てるショップさんなのではないかと思います。
私の個人的な感想も上記レビューの高評価意見とほぼ同じ。便利で快適に使わせてもらっています。
初期不良や汚れなどはなかったのでその点の不満もありません。
ただこの商品、基本的にネイル用として売り出されているからか説明書の内容がほとんどジェルネイルの塗り方などのレシピになっていて本体の取り扱い説明は簡潔に短い文章でまとめられているだけでした。
ちょっと不安になるという方もいるかもしれませんね。(私も初めはそうでした)
しかしよくよく読んでみれば説明不足ということもないし、組み立てなどは必要なく全然難しい作りのものでもないので特に問題はないかなと思います。
レビューの意見と実物の商品が違いすぎるということもありませんでした。
➡『LED&UVネイルライト LaCurie』のレビューをもっと見る(楽天市場)
作品を作ってみた感想
『まさるの涙』と『LED&UVネイルライト LaCurie』を使って作ってみたアイテムの完成品がこちら。
蝶のチャームとレモンのクリップ。
好きなデザインの紙を切り抜きレジン液を塗って硬化させただけなんだけど、初めてにしてはまあまあうまくできた気でいます。
大容量のレジン液とハイパワーなレジンライトなのでもう少し大きな作品にも挑戦できたかな~とも思いつつ…まあ最初はこんなもんで。
色々と道具が必要なわりには想像していたよりはとっつきやすかったです。
もちろんちゃんとした作品を作るにはもっと知識や技術が必要になってくるとは思いますが、今回は試行錯誤しながらも楽しいおうち時間を過ごせました。
こういうのはあれこれ試してやってみるという所が一番楽しい部分なのかもしれませんね。
みなさんも空いた時間で「レジンクラフト」いかがでしょうか。
レジン液はアレルギー反応が出る方もいるようなので
直接触れないようにして換気もしっかり行ってくださいね~
#まさるの涙 #LaCurie #レジンクラフト