長年愛用している大光電機(ダイコー)のペンダントライト【DPN-37504】の電球が切れてしまいました(LED電球なので点かなくなったという表現が正しい?)。
10年以上前にペンダントライトを購入して今回で3回目の電球交換。大体5、6年で交換という感じですね。
廃番になった【LDA5L-H-E17-V9】の後継(代替)製品
一番最初にペンダントライトを購入した時はパナソニックかどっかの電球がセットになっていたと思うのですが、そのLED電球がダメになった時に値段の安いアイリスオーヤマ製の【LDA5L-H-E17-V9】という製品に変更しました。
で、今回電球が切れてしまったのでまた同じものを購入しようとしたのですが、残念ながらすでに廃番になっていたようでどのショップでも販売終了状態…。
LED電球は長期間使えるのが良いところだけど、ダメになった時に同じものを買おうとするとまあまあの確率で廃盤になってるのがツライところですね。
ならばと同じように使える後継(代替)商品を探してみたところ、見つけたのが【LDA4L-G-E17-4T5】という製品でした。
【LDA5L-H-E17-V9】と【LDA4L-G-E17-4T5】のスペックの違い
製品のスペックを比較してみると、
- 口金:E17(直径17mm)で同じ
- 全光束:約440lmで同じ
- 定格消費電力:旧タイプ(LDA5L-H-E17-V9) 約5.5W / 新タイプ(LDA4L-G-E17-4T5) 約4W
- 定格入力電流:旧タイプ 約0.06A / 新タイプ 約0.077A
- 配光角:旧タイプ 約120° / 新タイプ 約180°
- 外形寸法:旧タイプ:全長68mm、外径35mm / 新タイプ:全長75mm、外径38mm
- 質量:旧タイプ 約46g / 新タイプ 約22g
全く同じではなく結構違う部分もありますが、口金や全光束なんかは同じなのでまあ大丈夫そう。
消費電力については、新タイプの方が1.5W少なくなっています。
これは省エネ性能が向上した結果で、同じ明るさ(全光束)でより少ない電力で動作するようになったということです。実際の使用感ではほとんど違いを感じませんが、長期的には若干の電気代節約になるでしょう。
念の為にアイリスオーヤマの中の人に確認してみると、【LDA5L-H-E17-V9】の後継品は存在しないが、現在取り扱っている製品の中で一番近い製品は【LDA4L-G-E17-4T5】で間違いないとのこと。
ということで、早速ネット通販で安いお店を探して購入しました。
追記:【LDA4L-G-E17-4T6】について
【LDA4L-G-E17-4T6】が発売されました。
基本的なスペック(口金サイズ、全光束、消費電力など)は【LDA4L-G-E17-4T5】とほぼ同じです。
LED技術は日々進化しているため、最新モデルではわずかな性能向上や品質改善が行われていることが多いですが、【LDA4L-G-E17-4T5】と【LDA4L-G-E17-4T6】は基本的な仕様が同じであるため、どちらを選んでも実用上の大きな違いはないでしょう。
【LDA4L-G-E17-4T5】と【LDA4L-G-E17/W-4T5】の違い
あれ?なんかちょっと違う気が…。
パッケージをよく見ると【LDA4L-G-E17-4T5】ではなく【LDA4L-G-E17/W-4T5】と書いてある。どうやら品番のよく似た別の製品を買ってしまったみたいです。
調べてみると、品番についた「W」は光の広がり方が”全方向”という意味らしい。
- 「W」なしの製品(広配光製品):配光角約180°
- 「W」ありの製品(全方向製品):配光角約290°
配光角以外は重量が少し違うくらいでその他のスペックは外寸も含めほぼ同じなので問題なく使えそうです。
配光角が広い方が明るく感じるみたいなので結果オーライでした。
配光の値を角度で示したものを、「配光角度」と言います。
配光角度が広い電球は各方向を均一に照らすのに対し、配光角度が狭い電球は一方向(下方向)を集中して照らします。これまでは放熱技術の違いにより、「白熱電球は配光角度が広く、LED電球は配光角度が狭い」のが定説とされてきました。 そのため、白熱電球からLEDに交換した際、同じ明るさでも印象が違うと感じるケースが見られたのです。
しかし近年では、光学設計技術の進歩により、白熱電球と同じように配光角度を広く取れるLED電球も登場しています。以下に一般的な電球と光の広がり方のイメージをご紹介しましょう。
白熱電球…配光角度は約300度です。天井近くまで四方八方を均一に照らします。
電球型の蛍光ランプ…配光角度約260度で、天井以外を均一に照らせます。
従来のLED電球…配光角度約120度と狭く、照らせる範囲は下方向のみでした。
新しいLED電球…配光角度は約260度と、電球型蛍光ランプと同様の角度を照らします。
LED電球の品番の意味
ちなみに品番のアルファベットや数字の意味ですが、メーカー問わず基本的には↓のような感じになっているみたいです。
例えば【LDA4L-G-E17-4T5】の場合、ランプの種類・形状が「LDA」(小形一般照明用電球形)、入力電力は「4」(W)、光源色は「L」(電球色)、配光角は「G」(全般配光形)、口金の種類は「E17」。
そして、「4T5」というのは電球の色合いを表しているとのことです(アイリスの規格?)。
後継製品を探す際の重要ポイント
LED電球の技術は日々進化しており、今後も新しい製品が次々と登場することが予想されます。
古い製品の後継や代替品を探す際に、最低限押さえておくべき重要なポイントは以下の通りです。
- 口金サイズ(E17やE26など): これが合わないと物理的に取り付けられません。最優先で確認。
- 全光束(lm): 明るさを示す数値。同等以上の値であれば十分な明るさが確保できます。
- 色温度(K): 電球色(2700K-3000K)や昼白色(5000K-6500K)など、光の色味を示します。同じ色味を選べば雰囲気の変化を最小限に抑えられます。
- 配光角: 広い範囲を照らしたい場合は、元の製品と同等以上の角度を。
- サイズ: 照明器具に収まるかどうか確認が必要。特に全長と直径に注意。
- 消費電力: 一般的に、新しい製品ほど省エネ性能が向上しています。同じ明るさでより少ない消費電力の製品を選ぶと長期的には電気代の節約になります。
これらの要素が元の製品と同等もしくは近い値であれば、基本的に代替品として使用できます。
品番を見る際のポイントとしては、例えば【LDA4L-G-E17-4T5】の場合、「LDA4L-G-E17」までが同じであれば、基本的な仕様(口金サイズ、色温度、配光タイプ)は同等と考えられます。
最後の数字(この場合の4T5)は細かなバージョンの違いを示すことが多く、通常は大きな違いはありません。
したがって、「LDA4L-G-E17」までが同じ製品を選べば、ほとんどの場合問題なく使用できます。あとは、全光束(明るさ)とサイズを確認するだけで十分です。
新しい製品を選ぶ際は、これらの基本的なポイントを押さえつつ、省エネ性能や寿命など、進化した特徴も確認してみるとよいでしょう。
ただし、基本的な互換性さえ確保できれば、最新モデルでなくても十分に使える場合が多いです。
新タイプの方が大きめだが無事交換完了
少し脱線してしまいましたが、廃番になった【LDA5L-H-E17-V9】と今回購入した【LDA4L-G-E17/W-4T5】を並べてみます。
新タイプ(右)の方がまあまあ大きい。あと、旧タイプと比べるとつくりが少し貧相になった感じ?(経費削減か)
照明が細めなのでサイズアップした電球が入るかどうか不安でしたが、若干窮屈だったものの無事取り付けることができました。
左が旧タイプ【LDA5L-H-E17-V9】で右が新タイプ【LDA4L-G-E17/W-4T5】。
実際見た感じだと新タイプの方が少し黄色味が強い気がしますが、まあ全く同じ製品ではないので許容範囲でしょう。
以上、アイリスオーヤマのLED電球【LDA5L-H-E17-V9】の後継(代替)製品についての記事でした。
#アイリスオーヤマLED電球 #LDA5L-H-E17-V9
参考にさせていただいた記事・サイト
Special thanks to IRIS OHYAMA staff.