【エバークックフライパン】1年半後も焦げない! 取っ手の修理は可能?

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2021年6月頃に「焦げない」と評判の【evercook(エバークック)】のフライパンを購入しレビュー記事を書きました。

(当ブログの記事)【エバークック】IHでも焦げないと評判のフライパン|特徴や使い心地をレビュー

「焦げないこびりつかないという評判は本当だった」というような内容の記事でしたが、それなりの値段のフライパンが購入直後から焦げたりこびりついたりするのはまあ稀だと思います。

なので、今回は購入から約1年半が経過し保証期間(1年間)も過ぎたエバークックフライパンがどんな状態なのかについて書いてみたいと思います。

約1年半使い続けたエバークックフライパンの経過

私が購入したのは、22cm・26cm・28cmと卵焼き用の合計4種類のフライパンとサイズの違う2つの蓋がついた【エバークック フライパンセット 6点セット】のハンドル(取っ手)固定タイプ。

evercook(エバークック)フライパンセット

約1年半使ってみて分かったのは「使うフライパンが偏る」ということ。

我が家の場合、大体作る料理は一人前か二人前なので使うフライパンは22cmと26cmがほとんどで、22cmはほぼ毎日、26cmは二日に一回くらい使ってました。28cmは多分全期間合わせて10回も使ってません。

あとは卵焼き用を週に3回くらい使ってました。

確かにセットの方がお得なのは間違いないけど、うちの28cmのように使わなさそうなサイズがあるなら、使う頻度の多いサイズのフライパンだけを単品購入してもいいかもしれませんね。もったいないし。

メインで使っている22cmフライパン

それでは使う頻度が多かった22cmと26cmの現在を簡単に紹介します。

約1年半ほぼ毎日使った22cmフライパンは…

エバークックフライパン 1年半後の様子 22cm

エバークックフライパン 1年半後の様子 22cm表面アップ

こんな感じ。

全体的にはきれいだと思うけど、表面が少し黒くなってます。

二日に一回くらいのペースで使っている26cmフライパン

次は26cmフライパン。

エバークックフライパン 1年半後の様子 26cm

エバークックフライパン 1年半後の様子 26cm表面アップ

こちらも22cm同様、全体的にはきれいだけど表面が若干黒くなり小傷もまばらに入ってますね。

フライパン裏の焦げ・汚れ

あとはフライパンの裏側。

エバークックフライパン 1年半後の様子 26cm汚れた底面

それなりにきれいに使っていたつもりですが、表面ほどはケアしてなかったのでいつの間にかたくさんの焦げや汚れが付いていました。

 

この状態になると焦げや汚れをきれいに落とすのは難しいけど、とりあえずジフとアルミホイルくしゃくしゃで汚れ落としにチャレンジ。

ジフクリームクレンザーとアルミホイルくしゃくしゃ

エバークックフライパン ジフで底面の汚れとり

エバークックフライパン ジフで底面の汚れとり アフター

ジフをかけてアルミホイルくしゃくしゃで擦ってみると3分くらいでここまで焦げと汚れが落ちました。

丁寧に時間をかけて擦ればもう少し落ちそう。

1年半経過後も機能面は問題なし、焦げません!

お次は肝心の機能面。

約1年半経過した今でも我が家のエバークックフライパンは焦げない・こびりつかないをキープできています!

エバークックフライパン 1年半後 目玉焼き

エバークックフライパン 1年半後 目玉焼き 焦げない

目玉焼きも焦げつきこびりつきなし。箸で簡単にめくることができます。

ただ、新品の時と比べると若干劣化した感じがしなくもない。

あくまで体感ではあるもののレベル10だったのがレベル8~9くらいに落ちた感じですね。

まあそれでも焦げまくり・こげつきまくりのフライパンを使い続けた苦難の10数年を考えると、この1年半は非常にストレスフリーなのでエバークックには本当に感謝しています。

 

以下苦難の日々…

焦げないはずなのにめっちゃ焦げる鉄フライパン(目玉焼き)

焦げないはずなのにめっちゃ焦げる鉄フライパン(ナスと鶏肉の炒め物)

うーん、地獄!

フライパンの機能性を維持するポイントは適切な使い方

焦げない・こびりつかないというエバークックの機能性を維持できているポイントはやっぱり「適切な使い方」かと。

私が常日頃から心掛けているのは公式サイトに記載されている注意点5点に加え「揚げ物料理には使用しない」など。

・木べらなどの傷のつきにくい道具を使用する。
鉄などの道具を使用すると内面のふっ素コーティングが傷み、こびりつきが起こりやすくなります。
中火以下で使用する。
加熱時間は約30 秒で大丈夫です。(IHクッキングヒーター場合、およそ30秒~60秒で200℃以上に加熱されます。)
火力が強すぎる場合、変形の恐れやまだら状の変色の原因となります。
空焚きは禁止。
白煙が立つと、フライパンの温めすぎです。調理をする際は、白煙が立つ前に調理を開始してください。
熱い状態のまま、水を付けない。
急激な温度変化により、内面のふっ素コーティングが傷んだり、底面が変形してしまいます。
料理を入れたまま、長時間放置しない。
食品に含まれる塩分で、内面のふっ素コーティングを傷める恐れがあります。

evercookオフィシャルサイトより引用

火力調整は大事、必ず中火以下で!

特に大事なのは「火力調整」ですね。

中火以上で使うとフライパンが変形したり内面のコーティングが傷んだりして、それが焦げつきやこびりつきにつながります。

メーカー(ドウシシャ)の中の人曰く、IHの場合フライパンの故障・不具合のほとんどは火力調整ミスによって起こっているとのこと。

私の経験上、マックス180度くらいで170度までに抑えていた方が無難な感じです。

IHクッキングヒーター 中火

多めの料理を作る時は180度でも問題ないけど、180度で少なめの料理を作っている時に底面が少し黒くなるのを確認しました。

コーティングを傷めないように金属以外の調理器具を使用

あとはできるだけフライパン表面のコーティングを傷めないように「金属以外の調理器具」を使っています。

私が重宝しているのは【marna(マーナ)】のスプーンザル。

マーナ スプーンザル

marnaとは

1872年創業の老舗生活雑貨メーカー。
キッチングッズやバスグッズを中心に日々の暮らしがちょっと豊かで華やかになるようなアイテムを開発・販売している。

特に奥のスプーンザルミニの方はほぼ毎日使っているといっても過言ではない大事な相棒です。普通のスプーンザルはちょっと使いにくい…。

普通の炒め物などはもちろんのこと、麻婆豆腐を作る時に豆腐を湯通した後サッとフライパンに移せたりとすごく使い勝手が良いんです。

フライパンの縁に固定できるフック的なものがついているのも便利。

スプーンザルミニ ストッパー

これとシリコンのフライ返しがあれば大体の料理をフライパンを傷つけることなく作ることができます。

こんな感じで「中火以下での使用を徹底」「金属の調理器具は使わない」「使ったらできるだけ早く洗う」など、フライパンをとにかく丁寧に扱ってあげればきれいに維持できるのではないかと思います。

ハンドル(取っ手)のガタツキ・ぐらつき

最近少し気になっているのはフライパンを持った時に少し感じる「ガタツキ・ぐらつき」。

直ちにどうということはなさそうだけど左右に振るとグラッとするようなしないような…。

公式サイトには「ぐらつきが生じた場合は、ネジを締め直してご使用ください」と記載していたのでフライパンを確認してみると、それっぽい箇所は2つ。

ひとつはハンドルの先端についているプラスのネジ。

エバークックフライパン 持ち手側のネジ

そして、もうひとつはフライパン本体とハンドルをつないでいるリベットです。

エバークックフライパン 本体と取っ手をつなぐリベット

エバークックフライパン 本体と取っ手をつなぐリベット E04

まずはハンドル先端のプラスネジを締めてみたものの変化はなし。

となると、ガタツキ・ぐらつきの原因はおそらくリベット部分なのですが…

これどうやって締めるの?

ペンチとかで無理やり締めれば締まりそうな気もするけど絶対金属が変形して見た目が悪くなるだろうし。

とりあえず、リベットの上に彫ってある「E04」という数字が気になったので「リベット E04」とかで検索してみましたが成果はなし。

固定式ハンドルは着払いでメーカーに送れば修理可能

いろいろ調べても分からなかったので販売メーカーであるドウシシャさんに聞いてみることに。

結果はリベットは自分では締めることはできないのでメーカーにフライパンを送って交換してもらおうです。

お客様相談室に連絡してフライパンを「着払い」で発送すれば修理してくれます。

修理費用は20~22cmは2600円、24~28cmは2800円、28cm以上は3200円。※2023年1月時点の値段(値上げの可能性あり)

これまたなんとも言えない価格設定…。

送料が上がりまくっている昨今なので往復の送料負担&修理の手間を考えれば全然高くはないのですが、この修理費用なら少しお金を足せば新品が買えるんですよね。

修理を選択した場合、私たち客側も高いなあと思うしメーカー側も利益はないしで誰も得しない気がするので(強いていえば運送会社?)、そのフライパンに特別な思いを抱いている人以外は新品購入をおすすめします。

ちなみに、普通に使っていれば危険性を感じるほどハンドルがガタつくことはほとんどなく、5年以上経っても問題なく使えている人がほとんどとのこと。

個人的には5年はどうだろうなあと…。

私の場合、火力調整にはかなり気をつけていたし毎回使い終わったら30分以内にはきれいに洗い水分を拭き取った後に保管するくらいには大事に使ってましたから。

まあ3、4年くらいは安全に使えるかなという感じかな。

ガス火の人は着脱式ハンドルの故障に注意!

固定式ハンドルの場合はこんな感じですが、着脱式のハンドルの場合はもう少し故障率が高いみたいですね。

特にIHではなく"ガス火"でフライパンを使っている場合。

ハンドル部分に直火が当たるとその熱でハンドルの部品が変形しフライパン本体をしっかり挟めなくなるらしく、着脱式ハンドルの故障のほとんどはこれが原因だとか。

まあ着脱式ハンドルの場合は故障して使えなくなっても新品が2000円くらいで売ってるので固定式ハンドルよりは安く対応できますが、それでも手間やお金はかかるのでガス火の人は注意して調理しましょう。

まとめ

以上が約1年半前に購入した【evercook(エバークック)】フライパンの経過です。

少し汚れてはきたものの「焦げない・こびりつかない」というエバークックの機能面はまだまだキープできています。

機能面を維持するのに大事なのはやっぱり適切な使い方。

特に火力調整(中火まで)と金属以外の調理器具を使うあたりは重要だと思います。

最近ちょっと気になっているハンドル(取っ手)のガタツキについては着払いでメーカーに送ると修理してくれますが、修理費用が新品で買うのに近いくらいかかるので個人的には買い直しがおすすめですね。

着脱式ハンドルの場合は実店舗でも通販ショップでもハンドルだけ売っていると思うのでそちらを購入するといいでしょう。

着脱式ハンドルは故障の原因のほとんどがガス火が直でハンドル部分に当たりその熱によって部品が変形することらしいので調理時には注意してください。

私のエバークックフライパンの寿命はまだまだ先のようなので、また変化があれば追記したいと思います。

#エバークックフライパン #エバークックのハンドル #焦げないフライパン

参考にさせていただいた記事・サイト

Special thanks to Doshisha staff.

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