朝食時、ランチ後、夕食終わりなど、一日の中でコーヒーを口にする機会は多いですよね。
私も以前は一日に3杯4杯は当たり前で、デスクワークが長引くときなどは7、8杯くらい飲んでいたものです。
しかし、数年前に少量でも「カフェイン中毒」の症状が出るようになって、今は“普通の”コーヒーはあまり飲んでいません。
カフェインレスコーヒーを少しでもおいしく手軽に飲む方法
カフェイン中毒とは?
カフェインを過剰に摂取し、中枢神経系が過剰に刺激されると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠が起こります。消化器管の刺激により下痢や吐き気、嘔吐することもあります。
長期的な作用としては、人によってはカフェインの摂取によって高血圧リスクが高くなる可能性があること、妊婦が高濃度のカフェインを摂取した場合に、胎児の発育を阻害(低体重)する可能性が報告されています。
カフェインの許容量が少ない人や私のようにメンタルが弱い人は重症化しやすいそうです(うつ病や不安障害、パニック障害などを患っている人など)。
カフェイン中毒の人はカフェインレスコーヒーがおすすめ
カフェインはあまり摂取したくないけれどコーヒーの味自体はすごく好きなので、今は『カフェインレスコーヒー(デカフェ)』を飲むようにしています。
カフェインレスコーヒーはカフェインを90%以上取り除いたコーヒーのことで、「デカフェ」とも呼ばれます。
日本ではまだ一般的ではありませんが、西欧人はカフェインへの耐性が少ない人が多いため、健康上の理由でカフェインレスコーヒーが広く受け入れられているそうです。
カフェインレスコーヒーは味や香りで普通のコーヒーに劣る
ただし、このカフェインレスコーヒー、味や香りは普通のコーヒーに比べるとやっぱりおいしくない。
「有機溶媒抽出」「水抽出」「超臨界二酸化炭素抽出」など、さまざまな脱カフェイン法が開発されていますが、カフェイン抽出の選択性に限界はあり、味や香りに良い影響を与える成分だけを残すのは難しいようです。
現在カフェインレスコーヒーは豆や粉だけでなくインスタントコーヒーも販売されていますが、元々普通のコーヒーより味や香りが落ちるカフェインレスコーヒーをさらにインスタントコーヒーで飲むのは…。
インスタントではなく焙煎豆を直前に挽くとおいしく飲める
ということで、私は行きつけのコーヒー焙煎屋さんに好きな焙煎度合でカフェインレスコーヒー豆を焼いてもらっています。
どうせ香りはいまいちなのでだいたいは深煎りで。浅煎りのほうが豆の個性が良く出るんですけどね。
粉で買って保存しておくより豆のままで購入して飲む直前に挽くほうがおいしく飲むことができます。
焙煎後すぐの豆なら2、3日冷蔵庫で保存してから冷凍庫に移動するのが私のやり方。1週間くらいで飲めるなら経験上冷蔵庫のままでもそれほど味は落ちません
ドリップバッグ袋を利用し手軽に抽出
そしてコーヒーの味を決める重要な抽出について。
おいしく飲むならネルドリップやペーパードリップなどが基本になると思いますが、私はここで手を抜きます(笑)
「ドリップバッグ袋」に自分で手詰めして抽出。
ネルドリップやペーパードリップに比べると味は当然落ちるけど、一日1杯くらいならともかく5杯くらいは飲むんでドリップバッグは本当に楽なんです。
甜菜糖や牛乳でカフェインレスコーヒーをアレンジ
ちなみに茶色い粉は「てんさい糖」。
“白い”砂糖は体に悪いと思っているので、自分で料理するときに砂糖を使う場合はほぼこのてんさい糖を使っています。
てん菜(ビート)から作られた砂糖。
天然のオリゴ糖が5%以上含まれ、カリウムやカルシウム、リンなどのミネラルも含有されている。
GI値が65と低いので血糖値の上昇を緩やかにしたり、豊富に含まれるオリゴ糖によって腸内環境を良化する効果が期待できる。
なぜ普通の砂糖のようにコーヒーを抽出した後に混ぜないのかというと、てん菜糖はなかなか溶けないんです…。
普通にスプーンで混ぜたくらいならけっこうな量が底に溶けないまま沈殿しちゃうんで、いっそ先に入れておけばと思い今に至っています。
古いコーヒーなら大して必要ないかもしれませんが、新しいコーヒー豆を抽出するときはドリップバッグでも「蒸らし」を行っています。
時間はだいたい豆が膨らんで戻っていくくらいの間ですね。
これでてんさい糖がきれいに溶けたカフェインレスコーヒーが完成!
このままでも甘くてまろやかな味わいが楽しめますが、私はもっとミルキーでふわっとした口当たりが好きなので…
さらに牛乳を加えてカフェオレ風に!
もう味なんて分からないよね、と思われそうなものですが、これだけドーピングアレンジしても自分で豆を挽いて抽出したものとインスタントとはやっぱり全然違います。
まとめ
以上が私のカフェイン中毒の経験とカフェインレスコーヒーの概要やおいしい飲み方でした。
カフェイン中毒の気がある人は無理に普通のコーヒーを飲まないようにしましょう。
代用品であるカフェインレスコーヒーは味や香りに問題点がありますが、自分で豆を挽いてドリップバッグに詰める方法で少しでもおいしく、そして手軽に飲むことができます。
カフェイン中毒だけどどうしてもコーヒーが飲みたいという人は、私のようにカフェインレスコーヒーに移行することをおすすめします。
カフェインレスコーヒーは今後も需要が伸びると思うのでより良い技術に期待。ドリップバッグ袋に自分で詰めて飲むのは味と手間のバランス良しです。
参考にさせていただいた記事・サイト