今年も残すところあとわずかとなりました。
この時期にいつも楽しみにしているのが来年度用の『スケジュール手帳』選び。
スケジュールの管理もお金の管理もスマホで簡単にできてしまう時代ではありますが、私は未だに手帳は紙のものを愛用しています。
毎年色々なところを回って好みの手帳を探すのが秋冬の恒例行事。
今年は『和気文具』でなかなか良い商品を見つけたので紹介したいと思います。
和気文具で見つけたペーパーブランクスの手帳
『和気文具』は1926年創業の老舗文具店です。
「JOIN US STATIONERY HOLIC」という願いを込めたワードを掲げて楽しい文具の使い方を丁寧に提案、発信しているだけあって実店舗にもネットショップにもこだわりのアイテムが揃っています。
和気文具に並ぶアイテムは、文具が大好きなスタッフが世界中から選び抜いた逸品揃い。
使いやすさ、書きやすさ、心地よさ、デザイン…和気文具独自の目線で集められたアイテムは「普通の文具屋さん」とはちょっと違ったこだわりのアイテムがたくさん。
和気文具小冊子より
オリジナル商品も多数あり色々と目移りしてしまいますが、選ぶ楽しさを味わえるのもアナログアイテムのいいところ。
さらに和気文具では文房具愛溢れるスタッフさんによる手帳のデコレーションアイデアやアレンジ術などが公開されていて、ますますスケジュールの書き込みに意欲が湧いてきます。
和気文具は大阪市にある実店舗のほかウェブにて和気文具本店、楽天市場店、ヤフーショッピング店を出店中。
私は今回楽天市場店を利用してスケジュール手帳を購入しました。
ペーパーブランクス|アンティーク調の美しいデザインと使える中身
私が選んだのは『ペーパーブランクス』のスケジュール手帳(ダイアリー)の「ターコイズ」です。
まるでアンティークのような洋書風の装丁があまりにも素敵で一目惚れしてしまいました。
ペーパーブランクスは、カナダの出版社「Hartley & Marks(ハートレー&マークス)」が"日常使いの完璧なノート"を作るために立ち上げたブランドで、出来上がるノートはどれも職人の手作業による丁寧な仕上がりが特長です。
この「ターコイズ」は1514年にパリのサレル製本所によって発行された「Chroniques(年代記)」という書籍の装丁がもとになっており、ルネッサンスの装飾様式が反映されたデザインになっているそう。
緑がかった青のカラーは最高に好きな色。その上にゴールドの箔押しがとてもきれいです。
表紙の手触りは何となくしっとりしていて手に馴染みやすく、上質な紙が使われている感じ。
手に取った瞬間、ますます気に入りました。
背表紙にもしっかりと細かいデザインが。
かわいい。
平置きしても本棚に立てておいても見栄えがします。
あまりに美しい表紙だったために、その上に直接商品シールが貼られていることに思わずギョッとしてしまいましたが…
このシールは低粘着タイプで表紙を傷めることなくきれいにはがす事ができました。
そりゃそうだと思いながらもホッ…。
緊張の瞬間でした。
中身は見開き1か月の月間ブロックのあとに週間スケジュールとノートページが続くレイアウト。
前半に1年分の月間ブロックがかたまっているタイプではなく、ひと月ごとに月間と週間が交互に入っています。
オーソドックスで使いやすそうですね。
裏表紙の内側(見返し)にはポケットと付録のミニノートがついていました。
ポケットは紙製なのに割としっかりしていて便利そう。
手帳をデコレーションするシール類や付箋、テンプレートなんかを入れておこうかな。
ミニノートにはテレフォンガイドやトラベル外国語集などが載っています。
このアナログ感、味があってなかなかいいですね。
ひとつだけ気になる点は2本のしおりの雰囲気がちょっと浮いてしまっていること。
このリボンの質感(素材)自体もちょっと合ってないなと思うんですが何より色が…。
せっかくこだわり抜いたノートなんだし、しおりも表紙の色に合わせてターコイズなら青とか緑っぽい色の紐にするのはどうでしょう。
そうしたらもっと一体感のあるコーディネートになりそう。
赤系の表紙なら赤のままでもいいと思います。
ペーパーブランクスはダイアリーアンケートを行ってユーザーの意見を取り入れた商品づくりをしているそうなので、いつかそんな変更があれば嬉しいですね。
追記:ペーパーブランクス手帳を1年半使用してみて
この記事を書いてから1年半ほど経ちましたが、ペーパーブランクス手帳への愛着は全く薄れず。
毎年新しいデザインが登場するみたいなので、継続してコレクションしたくなる気持ちが湧いてきますね。
使い勝手もなかなかで、予定だけでなく日記のようにも使えるスペースの広さがお気に入りです。
書き心地も上々。
鉛筆で書いて消しゴムで消しても紙が毛羽立ちにくく、ペンの書き味もなめらか。
長く使ってみて、この手帳の魅力をますます実感しています。
ペーパーブランクス手帳の口コミ・レビューなどの評判
ペーパーブランクススケジュール帳のネットショップでのレビューはほとんどが★4以上の高評価でした。
- カバーの模様が本当に素敵
- 紙質がいい
- 魔法の本みたいで気に入っている
- 毎年違う柄を探すのが楽しみ
- 1年間頑張ろうとテンションが上がる
- 描き込みやすいし裏うつりしない
などなど、どれも好意的な意見。
皆さんデザイン、機能ともにとても気に入っているみたいですね。
私がこの手帳を購入した和気文具では名入れサービスを行っているのでその点を魅力に挙げている方も多く、プレゼントにも喜ばれているようでした。
確かに名入りでプレゼントされたら嬉しいですね。
毎年いろんな柄を選んでコレクションしていくのも楽しそう。
10年以上このシリーズを愛用されている方もいらっしゃるようです。
このシリーズはほかにもいろいろなバリエーションが展開されていて、どれも素敵なデザインなのでぜひチェックしてみてください!
まとめ
スマホアプリのスケジュール管理やメモは機能も豊富で修正も簡単。
しかし、紙のスケジュール帳や日記帳にもたくさんの良さがあります。
過去の出来事から今後の予定までをパラパラっとめくるだけで確認できる一覧性の高さや頭の中に浮かんだことを直感的にアウトプットできる自由度、そして何より自分が気に入ったデザインの手帳はテンションを高めてくれます。
さらに、ペンを握って文字を書くことは脳機能の低下を防ぐ効果があるんだとか。
現代人にとっては、メモを取るよりも、スマホで記録したほうが早いのでは、と考える人も少なくないでしょう。けれど、そんな時代だからこそ、アナログな方法を強く推したい理由があります。
その理由は、文字を書くには、手を使い、ペンを握ることで指先を繊細に動かすため、脳はとても集中するという事実です。文字を書くという行為には、脳をフル稼働させる効果があるのです。
一方で、パソコンやスマホに文字を打ち込むときは、指先は決まった法則に従って動かせばいいだけなので、脳は働きません。
そんなわけで、私はずっとアナログの紙手帳を愛用しています。
今回購入したペーパーブランクスのスケジュール帳はデザイン、品質ともにとても満足できるものでした。
アンティークのような装丁、高級感があって書き心地のいい紙、どれも気に入って、もうすでにリピートを確信しています。
もともと文具好きだったこともあって、これを機会にますます文具の魅力にはまりそう…
参考にさせていただいた記事・サイト